最初にマザーボードにCPUを取り付ける。
最初でありながらもっとも緊張する作業である。
CPUの写真。実際はもっと小さい。
真ん中の長方形の部分が、コアと呼ばれる。
CPUの心臓部分である。ここが0.1mmでも欠けると、そのCPUは二度と起動しないと言われる。
Pentium4と違い、Athlonのコアは写真のようにむき出しである。
非常にもろく、欠けやすいと大評判である。
レバーを上げ、これをソケットに乗せる。
向きが合えば抵抗なくすっと入るので、特に問題はない。
奥まで入ったら、レバーを下げて固定する。
ついでにメモリも挿してみた。
CPUクーラーのサイズは63×62×46.1(mm) 騒音レベルは39db
なかなかパワフルである。
これをCPUの上に取り付ける。熱伝導シールが張ってあるので、シリコングリスはひとまず不要である。
これがパソコン自作の手順中、もっとも恐怖の瞬間である。
留め金がとにかく硬いのだ。かなりの力を要する。手が震えるくらい力を込める。
冷えた冬ではなおのこと。
このとき、クーラーが傾いてたり、変な力をかけてしまうと、コアが欠けてしまう。
当然ながら、高価なCPUはパーである。
被害者はかなりいる模様。
人生でトップスリーに入るほど緊張した。
風呂上りのあったまった状況でやった成果もあって、見事成功。多分。
コアが欠けてないかはクーラーをどけないとわからないので、成功と自分に言い聞かせる。
ケースとマザーボードの間にスペーサーをかまし、マザーボードを取り付ける。
ねじで固定した後、AGPスロットにビデオカード、ケース背面にケースファンを装着。
それぞれの部品の電源につなげる。
ケースのコード類をマザーボードに差し込む。安物のケースで、説明書など無かったので苦労した。
それ以外は、形の合うやつをあわせていくだけでいいので、思ったよりもスムーズに進む。
ドライブ類をベイに固定し、IDEケーブル、電源ケーブルを取り付ける。
俺は
プライマリ――――マスター :HDD
スレーブ :HDD
セカンダリ――――マスター :CD-R/RWドライブ
スレーブ :なし
みたいな構成にした。HDDが増えているのは、旧パソコンからもぎ取った。
これでほぼ完成である。
自作は初めてだったが、組み立ては3〜4時間ほどで終わった。
簡単そうでしょう?
でかいなあ。
前のパソコンが右。今回作ったのが左。メーカー製のやつは一般的に右のと同じ大きさだと思う。
組み立てミスやコア欠け、相性問題がなければ、しっかり起動する。
組み立てをミスらなくても、相性問題でパアということもあるので、事前によく調べよう。
バルク品のメモリでよく起こるようだ。気をつけよう。俺もバルクだけど。
OSをインストールして、完成!!
しかし、このパソコンは相当にうるさい!!
つけたまま寝れた前のやつとは比べ物にならない。
これより、静音化作戦を展開する。